今から書く記事は後味が悪い。
訳あって嬢も特定できない。
記事として読む価値ゼロだが、僕自身が何処かに吐き出したい気分なのでチラシの裏気分でここに吐き出させていただきたいと思う。
先日の夜、馴染みの嬢から電話があった。
この嬢とは先週末、僕の部屋に来た際にちょっとしたことで揉めて、ぶちギレて僕の部屋から出ていき、そのままLINEをブロックされた経緯がある。
完全に関係が切れたと思っていただけに、突然の電話は少しびっくりした。
電話を取ると、今日ディスコに行きたいと。
夜にあなたの家に行くから一緒にディスコ行きましょうという誘いであった。
僕は次の日も朝から仕事であったので、今日はちょっと。。。週末ならいいよ、と答えると。
絶対に今日行きたい。もし今日一緒に行ってくれないならあなたと二度と会わないと。
あまりに強行な態度に少し腹が立ったので、それでも明日は仕事だからダメと断固NOを付きつけた。
すると。
判った。あなたとは二度と会わない。
今までたくさんの時間を一緒に過ごしてくれてありがとう。
今までディスコやレストランに何度も連れて行ってくれてありがとう。
あなたには本当に感謝している。
と言うので、メンタル激弱な僕はそういう路線で来られると、断りきれず。。。
1時過ぎには帰るからね、と結局ディスコに行くことに。
11時過ぎに嬢がやってきて、スクラッチに行くも休み。
嬢が電話で友達に連絡を取り、RCAのcreekは営業しているとの話を聞き、RCAに移動。
そのcreekも12:45ぐらいにクローズし。
その後、僕の部屋に移動した。
僕の部屋について早々、今日本で流行っている音楽が聞きたいと言い出す嬢。
僕はiPhoneに入っている「もののけ姫の歌」を音量を最大にして流す。
すると、こんな曲ダメダメと、
「もののけ達~だけ~」のサビの途中で停止ボタンを押し、タイのラブソングをyou tubeで検索し流し始める。
この曲は、バンコクに来る前、イーサンにいた頃にボーイフレンドとよく聞いた曲なのと。
僕は隣でそのタイの曲をしばらく聞いて、
トイレに行き、返ってくると異変が。。。
嬢が号泣している。。。。
音楽は流れたままで、オイオイ鳴き声を上げながら、顔をグチャグチャにして、大粒の涙を床に落としている。
ビックリしたが、隣に座って頭を撫でて落ち着かせようとすると。泣きながら話し出す。
バンコクに来て、ゴーゴーバーで働き始める前、私にはタイ人のボーイフレンドがいた。
学生の頃から付き合っていて、ボーイフレンドと結婚して子供をたくさん産んで、幸せな家庭を築くつもりだった。
でも、両親や兄弟を養わなくてはならなくなって、イーサンには仕事がないからバンコクに出てきた。
ボーイフレンドも最初はついて来てくれた。
家族を養うだけのお金を稼ぐにはゴーゴーバーで働くしかなかった。
ボーイフレンドは私がゴーゴーバーで働き始めたら、私を置いてどこかに行ってしまった。
私はそれからずっと、毎日ゴーゴーバーで働いて、たくさんの外国人とセックスして、そのお金を家族に送ってる。
ずっと一人で毎日毎日その繰り返し。
私だって、他の子と同じように好きな人と結婚して、子供生んで、家庭を持ちたい。
汚い家にしか住めなくても、綺麗な服が買えなくてもいいから、家族を作って幸せに暮らしたい。
ずっとイーサンにいれば良かった。
ゴーゴーバーなんて大っ嫌い。ゴーゴーバーなんて大っ嫌い。
なんで私はゴーゴーバーで働いてるの。なんで私だけが家族全員を養わなくてはいけないの。
なんで私だけ辛い思いをしなくてはいけないの。
私のボーイフレンド返して。私の幸せな人生返して。
僕の胸を叩いては、またひどく泣き始める。
何も言葉が出なかった。。。
何も言わず、泣き止むまで隣で嬢の頭を撫でていた。
この嬢がこんなに取り乱すのは初めて見たのだ。
普段は、楽観的であっけらかんとしていて、後先考えずに行動する享楽主義な感じだ。
楽しければ何でもオッケーなおバカという雰囲気である。
そんな彼女がここまで取り乱すのはとても意外なのだ。
1時間ぐらい泣き続けた後、落ち着きを取り戻し、迷惑かけてごめんね。
もう大丈夫と。
顔を洗いに行き、返ってくる。
化粧が落ちて、目の周りがお化け見たいとケロっと笑っていた。
明日仕事でしょ。
遅くまでごめんね。もう帰るねと荷物をまとめる。
ふと窓から外の景色を眺め、ベランダの窓を開け、外に出る嬢。
僕も外に出て、どうしたのと聞くと、少し見てていい?と、そのまま外を見続ける。
しばらく夜風に当たっていると、ふと
ここから飛んでもいい?とボソっと言い出す。
えっ?なんだってと聞き返すと。
何でもない。冗談と。
冗談に聞こえないのである。。。。
部屋の中に戻り、じゃあ帰るねと、部屋を出る嬢。
いつもは見送りなしでいいと言う彼女であるが、その日は珍しく見送りを要求してきた。
下まで見送りに歩く間、彼女に送ってあげる何かいい言葉はないだろうかと考えた末
君はファニーな人でしょ。
だからこれからもファニーな人が君のまわりにはたくさん集まってくるよ。
君はアンラッキーだから、もしかしたらハッピーな人生は送れないかもしれないけど、
ファニーな人達に囲まれた、ファニーな人生は絶対におくれるから大丈夫。
それにファニーは君の好きなティファニーに似てるでしょ。
そう言うと。
アイ ドンライク ティファニー。
と冷たく言い残しそのまま帰って行ってしまった。。。
僕の好きなスヌーピーの名言にこんなものがある。
女の子「I wonder how you can stand being just a dog....」
スヌーピー「You play with the card you are dealt... Whatever that means」
彼女は彼女に配られたカードで何とかするしかないのである。
もし、彼女が次の誕生日を迎える時、まだ知り合いでいたならば、ティファニーのアクセサリーでもプレゼントしてあげようかと思う。
パッポンに売ってるティファニーを。
1. 無題