その日は、funicco先生からハイソディスコーに行きませんかとのお誘いを受けていた。
12時半からDJが来るので、そのタイミングで行きましょうとのこと。
部屋でタラタラしていたら、10時になってしまったため、ソイカはスキップしそのままタクシーでナナへ直行だ。
R2へイン
どうやらfunicco先生はPS嬢を同伴していくようである。
それではと、僕もデスコ同伴嬢を探していると、funicco先生からメールが入る。
そのハイソデスコはドレスコードが非常に厳しく、また重鎮等のビッチ感のある容姿の嬢は入場拒否される可能性があるのでお気をつけくださいとのこと。
なるほど、ビッチ感のない嬢か。
funicco先生は気にしなくていいとおっしゃるも、やはり先生とゆかりのある嬢は避けるのが無難であろう。
R2のステージからふさわしい嬢を探す。
ん?
あの3番の黒のボブカットの子なんていいんじゃないか。
黒髪だし、眉毛も太くゲジゲジしているのでビッチ感もない。
細身でスタイルも良く、最前列の目立つところでダンスしているので、ディスコーが好きそうだ。
私服もカジュアル感のない、ハイソデスコに連れて行ってもいい服をいつも着ている気がする。
今回の案件にピッタリ!!!
しかし、なんかツンツンしてそうで召喚しにくいな。
タイミングを計っていると、他の御仁が召喚しそのままペイバー。。。
残念。
R4へ移動。
この中でアンテナが立つのは、プリケツ73番とベラ67番ぐらいか。
プリケツは私服が嫌な予感がするからパス。
ベラが無難かな。
まあ取り合えずは候補として、R1を見に行く。
R1で、152番か片瀬94番が居たら即決しようと思ったが、二人ともいない。
いるのは、トップダンサー58番ぐらいか。
トップダンサーのノリはハイソデスコとはちょっと違う気がするなー。
R4へ戻りベラをペイりに行こうとするも、ちょうどファランにペイられたことろであった。
タイミングわろし。
ちょうど近くにスキニー11番がいたので話しかける。
スキニーは一度、ショート出張4,000Bのクレイジーオファーを食らってから腹が立って完全に無視の状態であったが、
ディスコ行きたいなら、ディスコ同伴できる子探してあげるよとか声をかけてくれるいい子であるので、プンプイになっても僕としてはやはり気になる。
それに、スキニーのナチュラル感のある容姿なら入場拒否されることはないだろう。
スキニーとデスコ交渉をしてみる。
ディスコー行こうよと聞いてみるも。
私はいつも仕事で踊ってばかりだからディスコーは好きじゃない。と。
今からペイってデスコ行って3時に直接帰っていい。それで1,000B払うよ。
というと。
NO
じゃあ2,000B払うよ。
NO
これいくらなら行くのかな。ちょっと試しに聞いてみるか。
3,000Bは
NO
4,000Bは
NO
5,000Bは
NO
わかった8,000B
NO
デスコに2時間半いくだけで8,000Bのオファーでも断られてしまった。
スキニーはなんだね。
客と一緒にいるところを外で目撃されたくないタイプなのかな。
まあでも断り方もトゲがなくソフトで好感が持てる。今後はデスコ化は諦めて、おしゃべりアイテム化を目指すことにする。
さあ、そうこうしているうちに12時半。そろそろ先生と合流してハイソデスコに行く時間だ。
まあ、嬢連れでなくても逆に動きやすくていいかもしれない。
先生にメールを打つと、お待ちしていますとのこと。
ん?
しまった。。。完全に勘違い。
先生も12時半まではナナかソイカで飲んでると思い込んでいたが
12時半ぐらいに現地集合という話であったようだ。
そういえば、場所のURLも送ってもらっていた。
急いでナナを出ようとするものの、どうやらそのハイソデスコは2時までであったようで、時間的に厳しいので、2時過ぎから朝方までやっているスクラッチで合流することとなった。
僕の勘違いで、大変申し訳ないことをしてしまった。
かたじけのうござる。
スクラッチならトップダンサー連れて行けばいいかなと思いR1に戻るも、ちょうどペイられるところであった。
タイミングわろし。
2時まで適当に飲んで、スクラッチの入っているホテルの前でfunicco先生と待ち合わせ。
PS嬢とタクシーから出てくる。
!!!!!
PS嬢レベル高っ!!!
背も高くヒール込で余裕の170㎝オーバー。スタイルも最高。顔もナーラック。服もかなりセンスいい。完全にモデル級である。
高級コヨーテラウンジの子かと思ったが、聞いてみると違うようだ。
先生がPS嬢に僕を紹介してくれる。
僕は挨拶をするも、PS嬢はフンっ。あなたみたいなしょぼい男に興味はないわといった感じ。
すかさず、こいつ人見知りなんですいませんと先生にフォローしていただく。
スクラッチの入口にて、先生は今日は私がゴチしますとのこと。
重ね重ね申し訳ない。。。。。
3人なんでボトル入れますか。
とボトルリストを見るfunicco先生。
僕の長年のスクラッチ経験から、頼むべきボトルはジャックダニエルが無難であると結論付けられている。
スクラッチデビューして間もない時は最安のジョニーウォーカー赤を頼んでいた。
しかし、R1黄金期に裏番をペイってディスコに行った時、裏番は赤は絶対ダメ黒にしてほしいと言ってきた。
俺は、お金がもったいないから赤。とその申し出をはね除けたが、裏番はじゃあ私が差額を出すから黒にしてと。
ロックでじっくり味わうならまだしも、どうせコーラとかソーダで割るのである。
なぜ裏番がそこまでして銘柄にこだわるか判らなかった。
そのまま中に入ると、裏番はスクリーン正面の特等席をキープしてくれた。常連ならではの特等席予約待遇である。
それで何となくわかった。そんな待遇を受けておいて最安の赤では裏番はカッコがつかないのである。
それ以来、僕はスクラッチで嬢を連れていく時には嬢のメンツを気遣ってジョニーウォーカーの赤だけは避けることにした。
「大切なことはすべてゴーゴー嬢が教えてくれる。」
見栄は一切張らず、何事も正直であることが正しいと思っていた僕に、周りにいる人間のメンツを守るために時には見栄を張ったりしなければいけないということを身をもって教えてくれた。
まあ、そんなことがあって、僕の結論は安いながらもジョニーカラーによるハイエラーキーの影響を受けない、ジャックダニエルが無難である。
という考えがあったので、ボトルを選ぶfunicco先生にも、ジャックダニエルとかでいいんじゃないですかねー。と言ってみたが、
先生は、
なんと、リストの中では一つだけ飛びぬけて高いヘネシーをオーダー!!!
funicco先生のような経済観念のしっかりされた方であれば、ディスコーでそんな割高感のある酒は普通はオーダーしないだろう。
嬢もあまり酒の銘柄には興味なしといった感じである。
では、なぜfunicco先生はそんな選択をしたのか。
それは今回のこの酒は、僕にゴチするというものであったからだ。
先の裏番の話ではないが、人は時として非合理的な選択をすることがある。
経済観念のしっかりされた方が、不経済な選択をするとき、そこには必ず理由があるのだ。
太っ腹ですね。とか。経済力がありますねで終わる話ではない。
僕の経験上、経済力のある方ほど経済観念がしっかりしているものなのだ。
funicco先生のその合理性の歪みは、僕へのもてなしの気持ちなのである。
モデル級PS嬢を脇に抱え、店内の赤絨毯の階段を下りていく姿には、ちょっとカッコいい茂木健一郎の背中があった。
心から感謝である。
そんなこんなで席に着き乾杯した後、僕は嬢の調達にスクラッチ店内をまわる。
しかし、土曜日の今日は、ナンパ師であふれ、フリーの女は少ない。
妥協を重ね何人かのフリー嬢に話かけるものの、男がトイレから帰ってきたりでうまくいかない。
しぶしぶ手ぶらでテーブルに戻る。情けない。。。。
僕が手ぶらではかわいそうだがらと気を使い、先生はちょくちょく店内徘徊に向かう。その間、PS嬢のおもりをお願いしますと。
その間に、僕はPS嬢の相手をするわけであるが、最初は冷たかったPS嬢も時間がたつにつれ、笑顔を見せてくれるようになる。
この子は相手を気遣って接客みたいなことができないだけで、素はとてもいい子なのだ。
そういった意味で性格は非常に素人に近い。
流石に狼藉はしにくいものの、軽く腰に手を回して、話をしてみると、いい香りが漂ってくる。
確実にS級嬢。
この嬢をPS嬢とかマジ裏山である。。。。。
PS嬢がトイレに行っている間、funicco先生から他のPS案件の写真を見せてもらう。
S級揃いである。
よし、決めた!
次回から、funiccoブログのコメント欄を荒らしまくることにする(笑)
そんなこんなで、夜も遅くなりfunicco先生はPS嬢と帰宅。
残りのボトルまで頂いてしまった。
いままで、PS嬢と言われても、プレイステーション?みたいな感じでピンと来なかったが、
PS嬢の重要性を認識できた一日であった。